1―8月期、中国の一定規模以上工業企業(国有企業と年間売上高500万元以上の非国有企業)の利益総額が前年同期比10%増の3兆8330億4000万元となり、増加率は1―7月期を1.7ポイント下回った。また、8月単月の利益総額は同0.6%減の4825億6000万元となり、7月と比べて増加率は大幅に縮小した。29日付中国証券報が伝えた。
内需疲弊により、中国の第3四半期の経済成長率が第2四半期を下回り、第4四半期の経済成長も圧力を受け続けると予想されている。アナリストは、「経済安定化政策が不動産業界低迷の圧力を効果的に相殺しなければ、経済成長率は第3四半期を下回ることになる。そのため、政府は今後特定分野に照準を定め、減税、企業資金調達コストの削減、投資構造の改善などの緩和策を強化していくことが期待されている」と指摘する。
「中国証券報」より 2014年9月29日