中国国家外匯管理局(外匯局)は、29日に発表した「2014年上半期中国国際収支報告」で、下半期には内外になお多くの不確実要因が存在し、中国の国際収支データは双方向変動の傾向を示し、不確実性がます可能性があると指摘した。30日付中国証券報が伝えた。
また、実体経済と関連する貿易・投資は引き続き一定の規模を維持する可能性が大きく、その主な要因として次のいくつかのものが挙げられた。1、下半期には、世界経済の回復ペースがいくらか拡大する見込みで、外需の好転は輸出の改善に寄与する。2、政府が多数の貿易支援措置を講じており、これら措置は次第に実施に移され、貿易の安定にプラスに働く。3、一連の構造調整と改革に関連する政策やミクロ刺激政策の実施は、市場マインドの改善につながり、経済安定化や長期資本の流入にプラスとなる。
また、外匯局が同日発表したデータによると、第2四半期の中国の国際収支における経常勘定は4523億元の黒字、資本・金融勘定は998億元の赤字、外貨準備は1401億元増となった。
「中国証券報」より 2014年9月30日