上海自由貿易試験区は9月29日、開設1周年を迎えた。新たな対外改革に向けたテストケースとして注目される同区には、中央からの「贈り物」として31本の開放措置の許可も届いている。
開放拡大に向けて規則を調整
中国政府網は28日、国務院がこのほど、『行政法規及び国務院の認可を受けた部門規則に規定される参入特別管理措置の中国(上海)自由貿易試験区内での一時的な調整・実施に関する決定』を印刷配布し、塩業・高速鉄道・石油などの分野にかかわる新たな開放拡大措置31本に法的な保障が提供されたことを明らかにした。
新華社の報道によると、上海自由貿易試験区は2013年9月に開設されて以来、順調な滑り出しを実現し、秩序よく運用され、各種の試験業務が全面的に推進されている。改革の初期的な効果はすでに現れており、国内外で積極的な反響を呼んでいる。国務院は今年6月28日、商務部と上海市人民政府が提出した自由貿易試験区内での開放拡大のための31本の措置を認可した。法的な保障を整備し、さらなる開放拡大の必要性に適合するため、国務院は、開放拡大措置にかかわる行政法規と国務院の認可を受けた部門規則が規定する参入特別管理措置を試験区内で一時的に調整・実施することを決定した。