では、今後、アリババに取って代わることができるのは、どのような企業なのだろう。「フォーチュン」は、「20年後に最も尊敬される企業は、今誰にも知られていない業界から生まれるだろう」と予測している。つまり、現在どの業界に属するかはっきりしない企業が潜在的な競争者と言える。
実際には、業界の枠を超えた事業展開は決して珍しくなくなっている。例えば、「最も尊敬される中国企業ランキング」10傑を見ると、10社とも業界の枠を超えた事業を展開しているため、インターネット業界と電子業界をはっきり区別することは難しくなっている。うち、不動産大手の大連万達集団とインターネットサービス大手の百度、騰訊(テンセント)の3社は8月に提携を発表し、アリババ追撃を目指している。一方のアリババも、物流や家電、銀行、動画、サッカーなど、多岐にわたる分野の事業を展開している。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年9月28日