日本の消費者は物価上昇と4月1日からの消費税率の引き上げで、日常生活の負担は6%以上になっている。給料やその他の実質収入の伸びは物価上昇に追いついていない。皆、生活を切り詰め、食費を確保するために急を要しない支出を減らしている。
消費者が財布のひもを絞ることで、日本の消費全体が落ちている。和歌山市の駅前はかつて大きな繁華街だった。商店街に人があふれていた。しかし今は人もまばらで消費は急減。日本で有名な高島屋百貨店もこの8月に和歌山店を閉鎖した。かつて4つあった百貨店は残りひとつとなった。
アベノミクスのこの先は予測できない。しかし消費者の生活苦はまぎれもない事実である。アベノミクスが「値上げノミクス」の揶揄されるのも当然だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年10月2日