▽レジャーサービス関連の注目点
会議の開催期間、北京ではナンバープレートの末尾番号による交通規制が実施され、政府機関や社会団体も休みとなる。これがレジャー産業にプラスになる―という見方だ。北京周辺や江蘇・浙江省では旅行会社と共同で、北京の客を呼び込もうと優遇策を打ち出した。短期型の旅行を扱う企業では対応が手一杯となり、旅行シーズンでない北京の旅行グッズ販売店にも人が集まっている。ただ最近の旅行マーケットでは、目的地や移動方法の多様化が進展し、スマート観光や大きな買い物をしない旅行も増えているのが特徴。その中、連休中は海外旅行と自分で運転する国内旅行が主流だった。
また連休中のスマホなどのモバイル端末を使った予約数がほぼ倍になり、多くの観光地も情報化を急ぎ観光客への対応を改善している。連休中の人の動きを前半と後半に分けて見ると、前半が落ち込んだのに比べ、後半の2日間が特に賑わった。ピークをさけて観光を楽しむ人が増えてきたとみられる。齋魯証券では、「一部の完成された観光地では連休中の観光客の伸びは悪かったが、これは旅行マーケットが変化しているためであり、観光客の動きに見られる変化は、業界の成熟化が進んでいる証といえる」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年10月15日