11月5日から11日まで、北京でアジア太平洋経済協力会議(APEC)と各種活動が実施される。最近の株式市場ではこの「APEC関連銘柄」の動意に注目が集まっている。アナリストによると、テーマは「不動産関連」、「商業・貿易関連」、「レジャーサービス関連」が3本柱だという。 APECの開催で直接的なメリットを受けるのが、不動産関連と商業・貿易関連。
▽不動産関連の注目点
APEC会場となる北京市雁栖湖周辺の地価の上昇が期待される。あるアナリストはこの不動産関連株が真っ先に買われるという。
▽商業・貿易関連の注目点
中国税関によると、APEC会議が北京で開催されることで海外貿易にとってプラスの材料となるという。また国内商業取引もこのところ好調。商務部の調べによると10月1日から7日までの国慶節休暇における小売・飲食業界の売り上げは前年同期比12.1%増の9750億元に達した。休暇中、全国の消費マーケットが盛り上がり、商品販売も増加傾向を示した。大衆化消費が祭日マーケットの中心となっている。 一方、間接的なメリットを享受できるとして注目されているのがレジャーサービス関連。