中国西部国際博覧会第二回対外投資促進フォーラムが四川省成都市で開催された。多く業界関係者や対外投資の専門家は、国外で投資する中国企業は現地で適度に「現地化」し、所在国、地域の雇用解決、合法的な納税などの相応な社会的責任を負い、「海外進出」の保証ができるだけでなく、製品、利益も回収できねばならないと表明している。
四川省対外投資経済協力サービスプラットフォームのディレクター、姜平氏は記者にこのように述べている。中国企業が海外投資を行うには、現地の法律法規を守り、企業の発展には現地の経済社会発展と十分に融合させるべきだ。また。企業は短期的な利益だけを追求することはできず、自分が国の代表で、話ぶりや行為のもたらすさまざまな影響に全て「中国」ラベルが貼られるということを明確にせねばならない。
駐ASEAN中国使節団の陸京公使参事官は、もし企業が、目先の成功や利益を得ようと焦り、「目先に捕らわれた」投資を行えば、製品、利益を国内に回収できず、その結果は往々にして得るものより失うものの方が多いだろうとの見解を示している。
陸京公使参事官は、次のように述べた。「開放の意向は開放の能力とイコールではないのです。」中国の企業数社がアフリカで綿花産業に投資しているが、綿紡績企業がそれぞれに掛け合いをする産棉基地の割当額があることから、製品が逆に「輸入」・帰還のできない状況をもたらした。「『海外進出』の増加を国家戦略としてから、中国企業の海外投資はもう資本の利潤率を求めるという単純な市場行為ではなく、我が国の体制メカニズムや政策法規も新しい情勢に応じてそれなりの調整を作り出すべきです。」
(新華網日本語)2014年10月25日