中国人民銀行金融政策委員会委員の陳雨露氏は11月1日、国際金融フォーラム(IFF)2014世界年次総会に出席した際に、「今後2年に、対外投資の規模は外資導入の規模を超え、中国が資本輸出の時代に入る見込みだ」と述べた。3日付中国証券報が伝えた。
現在の人民元国際化の重点について、「貿易黒字の赤字化ではなく、中国の貿易大国から貿易強国への転換であり、中国は今後も貿易黒字+資本純流出という人民元国際化の道を歩み続ける必要がある」と陳氏が指摘した。
陳氏はまた、「BRICS開発銀行、アジアインフラ投資銀行の設立準備は順調に進んでおり、今後の人民元による対外直接投資と人民元借款の大幅な増加が期待されている。人民元国際化指数も、今後高い上昇率を維持していくだろう」と話した。(編集担当:陳建民)
「中国証券報」より 2014年11月3日