中国国際貿易促進会は30日、北京で開かれた記者会見で、中国の習近平国家主席が2014APEC(アジア太平洋経済協力会議)CEOサミットの開幕式に出席し、基調講演を行うと発表した。中国国際貿易促進会の副会長で同サミット組織委員会の副主任を務める于平氏が明らかにした。 APEC・CEOサミットはAPECに関連する公式会議のひとつ。毎年、各エコノミー(APECメンバーの国・地域)の首脳や産業界の重要な対話の場となっている。今年の11月9日から11日まで開催され、開幕式は9日の午前9時。
于平副主任によると、今回のCEOサミットのテーマは、APECの「未来に向かってアジア太平洋パートナーシップをともに構築する」というテーマにあわせて「アジア太平洋の新たなビジョン:イノベーション・相互連携・融合・繁栄」と設定。アジア太平洋の経済一体化・多角的貿易、地域間協力、経済改革推進、イノベーション、バランスのとれた成長などの各議題について討議が行われる予定になっている。
現在までに首脳の参加が決定している国・地域は、米国、ニュージーランド、チリ、ペルー、インドネシア、ベトナム、パプアニューギニア、香港。中国は引き続きAPEC各国の首脳や経済界の代表に参加を呼びかけていく。 世界トップ企業の4分の1が参加