中国の株価指数が10月末に反転上昇し、上海総合指数は31日に2400ポイントの大台に乗った。株価指数が急上昇するなか、中国株式市場の先行き見通しの相違も際立っている。3日付中国証券報が伝えた。
強気派は、「流入資金の増加と改革の成果への期待という強力な下支え材料に変化がないため、さらなる上昇には期待できる」と表明する一方で、弱気派からは「中国経済が第4四半期に好転する可能性が低いことが市場への圧力となり、外資の流入がピークを過ぎた可能性もあり、投資家は盲目的に市場を楽観視するのではなく、市場のリスク要因を警戒することが必要だ」と注意を促す声があがっている。
「中国証券報」より 2014年11月3日