「新興経済大国―中国」の世界的位置付けを正しく理解すべき

「新興経済大国―中国」の世界的位置付けを正しく理解すべき。 世界経済の成長が低下を続く中で、中国経済は2013年に依然として7.7%の成長を維持し、GDPが世界に占める割合が12.3%と、拡大を継続している…

タグ: 中国経済

発信時間: 2014-11-03 16:46:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「新興経済大国」になった中国が世界各国に発展のチャンスをもたらす

世界経済の成長が低下を続く中で、中国経済は2013年に依然として7.7%の成長を維持し、GDPが世界に占める割合が12.3%と、拡大を継続している。中国が新興経済大国としての地位の向上には、製造業が重要な役割を果たしている。

中国経済の発展は中国の国際地位を高めると同時に、世界各国にも発展のチャンスをもたらし、世界経済成長をけん引する主要原動力になっている。1980年-2012年における中国のGDP年平均成長率が10%弱に達しており、世界GDP成長への平均貢献率が13.4%に達する。ここ数年、世界経済成長に対する中国の貢献率が依然として上昇の流れを保ち、特にレーマンショック以降の数年間に、中国の経済成長は世界経済の回復に重要な役割を果たした。2010年-2012年、世界経済増分における中国経済増分のウェートが25.2%にまで引き上げられ、米国の22.2%を抜いた。

中国経済発展は見通しがよい反面、試練にも直面している

われわれの研究によると、今後10年-20年における中国の年平均潜在経済成長率が6%-7%までさがる。しかし、世界経済が低速成長を続く可能性が高いなかで、中国経済が世界に占める割合が引き続き上昇し、今後5-10年にGDP世界一になる可能性がある。

たとえその時になったとしても、中国はなお一発展途上経済大国に過ぎず、中国経済は依然として「大きいが強くない」という問題を抱える。(1)国際分業でバリューチェーンのミドルローエンド地位に位置し、企業はイノベーション能力に欠ける。(2)国際商品市場における価格決定権がなく、サービス業とサービス貿易発展の水準が比較的低い。(3)従来の労働力資源の優位が次第に弱まり、知識・技術・労働力といった資本集約型産業の国際競争力が形成されていない。(4)国際経済貿易のルール作りや世界統治への参画程度と能力が不足している。中国は長期的に経済発展の見通しが明るいが、数多くの厳しい試練に直面し不確定要素も潜んでいる。

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