中国住宅都市農村建設部(住建部)政策研究センター主任の秦虹氏は4日、「2011年以降、中国不動産市場の需給関係に変化が生じており、『全体的に不足、一部は極度の不足』から『全体的に余裕、一部は供給過剰』に変わっている」と述べた。5日付中国証券報が伝えた。
ここ数年、中国不動産市場の供給が急増している原因について、秦氏は金融危機に対応するため、2008年に国内で大量の流動性が放出されたが、実体経済の不振により大量の資金が直接的もしくは間接的に不動産業界に入ったことや、2011年以降、地方政府の土地財政に対する依存度が高まり、土地譲渡が加速されたことなどを挙げた。
「中国証券報」より 2014年11月5日