2014年のアジア太平洋経済協力(APEC)の首脳会議が10日、北京で開幕する。APECサミットが中国で開かれるのは2001年の上海サミット以来13年ぶり。1989年の正式発足以来、APECは25年の歳月を経て、アジア太平洋地域の最もハイレベルな政府間経済協力体制として発展し、地域の貿易・投資自由化の推進やメンバー間の経済・技術協力の強化などの面で欠かせない役割を発揮するようになっている。
今回のサミットは、「アジア太平洋協力を通じた未来の形成」をテーマとし、「地域経済の一体化の進展」「創造的な発展、経済改革と成長の促進」「包括的な連結性及びインフラ開発の強化」を3つの大きな議題としている。
地域経済の統合をいかに実現するか。アジア太平洋の協力関係の中で中国はいかなる役割を演じるべきか。アジア太平洋地域の国際貿易とAPECを専門に研究する3人の専門家、社会科学院アジア太平洋・世界戦略研究院の李向陽院長と国家発展改革委員会対外経済研究所国際協力室の張建平主任、社会科学院世界経済・政治研究所国際政治経済学研究室の馮維江主任に聞いた。