中国とその他の20カ国は10月24日、北京で調印式を行い、アジアインフラ投資銀行の設立を決定した。中国(海南)改革発展研究院の遅福林院長はこれについて、ハードウェア設備の建設では、アジアインフラ投資銀行が重要な役割を発揮し、地域の相互連結を強力に推進することになると指摘する。
アジアインフラ投資銀行の融資を受け、アジア太平洋自由貿易圏のインフラの相互連結はさらに加速するものと見られる。相互連結は、貿易や投資の自由化や簡便化をさらに促進し、アジア太平洋自由貿易圏の実現の拠り所となる。
北京APECではこのほかにも多くの成果が期待されており、各メンバー間で合わせて100を超える成果が達成される見込み。設立25周年というAPECにとって節目の年に、北京APECは、アジア太平洋地域の協力と世界経済の発展に、実務的な成果によって独自の一歩を残すものと期待されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年11月5日