報道によると、初期の滬股通の利用額限度は3000億元で、1日当たり130億元に設定されている。港股通の利用額限度は2500億元で、1日当たり105億元。業界内では、滬港通が将来的に「こじ開ける」資金の規模は、1兆元クラスに達すると予想されている。香港取引所の李小加最高経営責任者は、「滬港通は世界最大規模の資産リバランスをもたらす。A株市場の規模は、5−10年に渡り大幅に拡大される」と予想した。
フィナンシャル・タイムズは、「滬港通のスタートは、世界の投資の版図を書き換える可能性がある」と報じた。BBCは、「外資はこの新たな措置に期待している。世界の投資家は滬港通を通じて、初めて中国の株式市場に直接投資できるからだ。これは香港と大陸部の、相手側に対する信頼と肯定を反映している」と伝えた。
米経済誌は、「この措置により、外国の投資家は歴史上初めて、中国の13兆元規模の株式市場への進出を許可された。上海と香港の株式市場を連結することで、世界3位の証券市場が創造される。その時価総額は5兆6000億ドルに達し、ロンドンと東京の証券取引所を抜く」と報じた。