中国共産党中央政治局常務委員、中国国務院総理の李克強氏が11月24日に中国水利部を視察し、座談会を開いた。李総理は同日、重点水利プロジェクトの建設加速化について指示した。26日付中国証券報が伝えた。
「重点水利プロジェクトの建設に力を入れるべきだ。バラック区の改造や中西部の鉄道建設のように、人々が必要としており遅かれ早かれやらなければならない、政府が提供すべき重要な公共財だ」と、李総理が水利プロジェクト建設加速の必要性を強調した。
「水利建設は水資源の利用と保護にとって有利なほか、効果的に投資をけん引し、雇用と農民の増収を促進し、関連産業の発展を促し、経済の安定成長を下支えするという重要な役割を果たすことができる」と、李総理が水利プロジェクトの役割について説明した。
李総理はまた、「原材料コストが比較的安価なうちに、国務院の計画に従い、全局面に関わり強い影響力を持つ172件の重点水利プロジェクトの建設を加速させることが必要だ。特に中西部で一連の重点導水プロジェクト、大型ダム、節水灌漑ネットワークを建設し、地域的な水不足を効果的に解決することが必要だ。建設中プロジェクトは建設を急ぎ、条件が整ったプロジェクトは早期着工し、実施可能性検討中のプロジェクトは準備作業を加速することで、経済成長に向け持久的なけん引力を提供すべきだ」と述べた。
「中国証券報」より 2014年11月26日