華南地区の自動車市場では現在、消費が新たなグレードアップの波を迎えている。このほど行われた広州モーターショーも、各高級車ブランドが全面的な布石を進めるきっかけとなった。国産車「攬勝極光」(Evoque)から輸入車「レクサスNX」、ジャガーのミドルクラスの新型スポーツカー「XE」から超高級ブランド・マセラティの百周年記念オープンカー、中国市場初参入のフォード・マスタングから中国ですでにおなじみのABB(アウディ、BMW、ベンツ)まで、高級車市場の熱は、冬の寒さを忘れてしまうほどの勢いを見せている。南方日報が伝えた。
▽リンカーン・プレジデントシリーズ
広州モーターショーの目玉の一つとなったのは、リンカーンの「MKZ」と「MKC」のプレジデントシリーズである。2015年春、全国のリンカーンセンターで発売するという話題の車種だ。
第一代となるプレジデンシャルシリーズのデザインは、建築・芸術・自然・美食にインスピレーションされたものだという。今後はリンカーンの全車種で同シリーズが展開されていくとされるが、まずはMKZとMKCでの登場となった。インテリアデザインは、「インダルジェンス」「センターステージ」「モダンヘリテージ」「オアシス」の4タイプからなり、最高級の素材を使ったデザインが味わい深い。外観はことさら主張しないシックなスタイルだ。カラーは6種類から選べる。標準装備の19インチ光沢アルミ合金ホイールは、二色に塗り分けられた特製ホイールにグレードアップできる。