上海自由貿易試験区は運営がスタートしてから1年余りが経過し、一連の複製可能で普及可能な経験を積み上げてきた。「中国証券報」によれば、関連部門が現在、上海自由貿易試験区の経験を総括しており、その成果を早急に全国へコピーし押し広げたい考えだという。
全国には自由貿易区の建設プランをうち出した地域がたくさんある。このうち天津市、広東省・香港地区・澳門(マカオ)地区、福建省の3地域が自由貿易区のテストケース第2弾になる可能性が高い。これらの地域はそれぞれの位置づけが異なるほか、自由貿易区が建設されれば国内の加工貿易をモデル転換・バージョンアップさせて国際貿易技術サービスへの飛躍を促進することになるとみられるからだ。サービスの開放という点では、法律コンサルティングなどの先端サービスの発展が推進され、金融業の開放という点では、国内の金利の市場化、オフショア金融センターの建設といった金融分野の発展を推進するとみられる。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年12月8日