11月末の好調な上昇傾向が引き継がれ、12月に入っても中国株式市場の強気な上昇傾向が続いていた。しかし、投資家たちが本格的な強気相場がついに訪れたと信じようとしたこの時期に、上海総合指数は9日、1日160ポイントという5年ぶりの暴落に見舞われた。10日付中国証券報が伝えた。
株価指数の暴落は、確かに大規模な資金流出を誘発した。手じまい売りにより上海と深セン株式市場の出来高の合計額はさらに過去最高を更新した。ただ、注意に値するのは、今の状況を分析すると、強気相場を支える論理はまったく崩壊していない。従って、短期的な大幅調整に恐れることはない。これはむしろ、投資家にとってポジション調整や投資方針再検討のチャンスであると言える。
「中国証券報」より2014年12月10日