中国都市競争力研究会は18日、2014年版の「中国都市競争力ランキング」を発表した、上海は総合競争力で首位の座を守った。第2位から第5位は順次、香港、北京、深セン、広州だった。中国新聞社が伝えた。
香港メディア各社の報道によると、同ランキングは、中国大陸部と香港・澳門(マカオ)・台湾を含む34省・市および358都市の競争力について、経済、社会、環境資源などの評価指標にもとづき、総合的に評価・順位付けしたもの。
また、香港は、違法な「セントラル占拠」の影響によって、「最も安全な都市ランキング」で30位圏外となった。
中国都市競争力研究会の桂強芳会長は、香港に関して、「今年の香港の小売業と消費市場は、違法な「セントラル占拠」の影響でダメージを受けた可能性が高い。「香港の今年のGDP成長率が、政府が予期した2.2%に達しないのではないか」という懸念が市場に広がっている。だが、「セントラル占拠」問題はすでに効果的に抑止されており、香港の経済が回復することは間違いない」とコメント。「といっても、今後、香港のランキングが第3位あるいは第4位に下落する可能性は否定できない。というのも、香港はすでに成熟した経済体系で、産業規範や金融の分野では、上海がすでに香港に追いついたためだ」とも予測した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年12月20日