地方発展改革委員会関連部門は投融資体制改革に対する要求を一層明確に提起している。四川省は昨年12月24日に省発展改革活動会議を開催し、2015年省発改委と市・州発改委関連部門の主要活動任務を明確にした。それには、重点分野と肝心部分における改革の着実な推進、省委員会と省政府が確定した改革任務の達成、投融資体制改革の大いなる推進、行政管理体制改革の深化、都市・農村地域の一体化改革計画の継続推進、価格改革の積極的な推進、経済発展活力の更なる強化が含まれている。四川省に続き開催された安徽省発展改革活動会議では、2015年に同省発改委が関連部門と力を合わせ6の面で経済体制など重要分野の改革推進を加速させることが提起された。中でも第2項目が投融資体制改革の加速化をめぐるものだった。
今年の投融資体制改革の方向について、国泰君安のチーフエコノミスト林采宜氏は2つのポイントがあると指摘する。1つは地方政府債に対する貸付のルール化を通じて、地方政府債の発行や地方政府債規模の拡張をコントロールし、また既存債務の期限構造とコスト構造を合理的に調整すること。2つは資本市場登録制を通じて、民間銀行の数を増やして実体経済の融資難問題を緩和し、多元的金融市場構造で実体経済の多様的な融資ニーズを満たすこと。