今年の144の経済体の競争力ランキングにおいて、スイスが6年連続で首位になった。報告書はその原因について、透明で効率的な制度、スムーズに回転する市場、高い革新力と分析している。
シンガポールは2位、米国は3位。米国は浮上を維持し、制度や革新力などで高得点を記録し、順位を2つあげた。フィンランドとドイツは順位を1つ落とし、4位と5位になった。日本は6位。
報告書は世界経済の成長維持にとって最大の課題は、地域や発展の程度が異なる国家間の構造改革のばらつきにあると指摘した。また持続的で包括的な経済発展を実現するため、政府・民間部門の指導者は人材・革新のより効率的な連動を実現する必要があると強調した。
世界経済フォーラムのクラウス・シュワブ会長は、「世界の地政学的情勢が緊張化しており、所得格差が拡大し、金融状況に潜在的な緊縮が見られる。これは世界経済の回復にリスクをもたらしている。各経済体は構造改革に取り組み、持続的かつ包容的成長を確保すべきだ」と呼びかけた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年1月21日