世界経済フォーラムのシュワブ会長、スイス連邦政府の招待を受け、中国の李克強総理は1月20−22日に2015年世界経済フォーラム(ダボス会議)年次総会に出席し、スイスを正式に訪問する。今年の年次総会には2500人以上の政府高官、経営者、各界のエリートが集結する。李総理は式辞を述べる予定だ。
世界経済フォーラムは毎年1、2月にスイスのダボスで開かれ、「世界経済のバロメータ」と呼ばれる。李総理は初めて総理として2015年世界経済フォーラム年次総会に出席するが、中国の新指導部の首脳による出席はこれが初で、中国の指導部の2015年度の外遊がスタートを切ることになる。李総理はさらにダボス会議で国際情勢に対する中国の観点について説明し、世界に中国の自信を伝え、中国の発展のチャンスを世界と共有する。これは間違いなくメディアの注目を集めることになる。
李総理がダボス会議で人々に示すのは、まず中国経済の発展の自信だ。世界2位の経済体、発展の最大の潜在力を秘める国である中国の経済状況は、世界経済の動向に深い影響を及ぼす。中国経済は現在「新常態」に足を踏み入れており、過去30年以上の約10%の高度成長と別れを告げた。2014年の中国のGDP成長率は、7.4%となった。李総理はダボス会議で世界各国に中国経済の新常態について説明し、中国の経済発展に対する自信を示すことになる。