李総理がダボス会議で人々に示すのは、中国の全面的な改革の深化に関する決意だ。中国経済が近年力強く発展していることは紛れもない事実だが、同時に一連の深いレベルの矛盾や構造問題に直面している。これらの問題を解決するためには、やはり全面的な改革の深化が必要になる。李総理は今年のダボス会議で、中国の全面的な改革の深化について説明するが、これは当然ながら世界各国が中国の改革をより深く認識する一助となり、かつ中国の全面的な改革の深化を力強く促し、経済・社会の持続的かつ健全な発展を促進することになる。
李総理がダボス会議で人々に示すのは、世界と手を携えて協力する中国の願いだ。世界と発展のボーナスを共有することは、中国の一貫した理念だ。ダボス会議を例とすると、中国は夏季ダボス会議の開催を積極的に促した。李総理は今回のダボス会議の開幕式で、主催者と主催国以外で式辞を述べる唯一の外国首脳となる。李総理の式辞のテーマは、「中国経済のモデルチェンジの世界への影響」だ。これを縮図とし、中国が力強く推進する「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)などの発展戦略も、手を携えて協力するという願いを示す。
世界経済フォーラムの創設者であるシュワブ会長は取材に応じた際に、李総理がもたらす中国のプランは問題解消を促すと述べた。特にグローバル化・分散化を背景とし、世界各国は中国が貿易、投資、危機対応、協力を促進する観点をもたらすことに期待している。李総理はダボス会議で、中国経済の発展の自信、全面的な改革の深化の決意、世界と手を携えて協力する願いについて説明する。これは中国の発展の道に対する世界の理解・賛同・支持を促進し、ウィンウィンによる発展を実現させる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年1月22日