中国人民銀行(中央銀行)は先般、春節(旧正月)を控えた季節的な流動性の変動に対応し、中期流動性ファシリティ(MLF)により金融市場に資金を供給した。22日付中国証券報が伝えた。
満期を迎えた2695億元のMLF契約が継続されたほか、500億元の新規契約も締結された。資金供給の対象は株式制商業銀行、都市商業銀行、農村商業銀行で、期限は3カ月、金利は3.5%。
民生証券マクロ研究院は、「中央銀行のこの措置は金融緩和のシグナルを発しており、春節(旧正月)前後までは、中国における流動性逼迫の状況はない」と判断している。
「中国証券報」より2015年1月22日