一部の報道は21日、昨年12月に米国を視察した中国国家インターネット信息弁公室の魯主任が、米アップル社のティム・クックCEOと会談したと伝えた。同CEOは中国がアップル製品に対して行うネットワークセキュリティ評価に協力する意向を表明したとされる。
報道によると、魯主任は昨年12月にシリコンバレーのアップルを訪問。その際「中国はアップル社などのハイテク製品を平等に扱い、市場を開放する。しかしその前提として、中国の消費者の情報セキュリティとプライバシーを保証しなければならない。それと同時に中国の国家の安全を守る必要がある」と強調した。
情報筋によると、両者の会談の重点はアップル製品の中国におけるセキュリティ保障問題であったといわれる。クックCEOは会談の中で「iPhoneやiPad、Macのネットワークセキュリティ評価を受ける」と発言。またアップルが第三者にバックドアやデータを提供しているとする噂について否定した。その上で「アップルは中国の審査に全面的に協力し、ユーザーが使用に際して安心感を得られるようにする」と語ったという。