▼評価テスト参加は海外ハイテク企業で初めて▼
あるアナリストは、「海外のハイテク企業で中国政府のネットワークセキュリティ評価を受けるのはアップルが初めて」と話す。ネットワークセキュリティの専門家で復旦大学国際政治学部の沈教授は21日、「環球時報」の取材に答えて、「中国が主権に基づいて、中国に入ってくるアップル製品に対してセキュリティ検査を実施するのは、国際的な慣行と合致している」とした上で、「今回のことは中米のネットワークの利用問題が新たな段階に入ったことを意味し、技術の面で実質的な変化が生じていない状況の下で、両国が制度と法律の下で双方のネットワーク利用をルール化しようとするものである」との見解を示した。
また「中国は戦略的な視点に立ち『市場保護』という考え方から脱却する必要がある。米国との間にネットワーク技術と審査制度の面で現実的な開きがあることを十分認識し、審査システムをさらに細分化するとともに、技術レベルを引き上げる必要がある。そうしてネットワークセキュリティ能力に関するシステム構築を強化していかなければならない」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年1月22日