欧州版QEがスタート、総額1兆ユーロ規模に
欧州版QEがスタート、総額1兆ユーロ規模に。
タグ： QE ドラギ
発信時間： 2015-01-23 14:44:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
欧州中央銀行は22日に国債買い入れを発表した。これは欧州中央銀行が、全面的に量的緩和策（QE）を開始したことを意味する。
ドラギ総裁は今年初の金融政策会議後に開かれた記者会見で、資産購入計画を発表し、「今年3月から2016年9月まで、毎月600億ユーロのペースで債券を買い入れる」と述べた。今回のQEは18ヶ月間続けられ、総額にして1兆800億ユーロに上ることになり、市場の予想を上回った。
ドラギ総裁は、「ユーロ圏の経済には低迷のリスクがある。金融機関が企業に提供する融資は依然として疲弊している。ユーロ圏の物価上昇率は今後数カ月間は超低水準を維持し、マイナスになる可能性がある。物価上昇率は2015年の遅くになり、徐々に上昇を始める。欧州中央銀行は大胆な金融緩和を実施し、ユーロ圏の経済成長の基礎を固める。しかし経済成長に有利な財政改革が重要であり、構造改革の実施は加盟国の政府にかかっている」と述べた。
北京時間22日22時現在、ユーロの対米ドルレートは1.15％低下し、1ユーロ＝1.15ドルを割り込み1.1487ドルをつけ、12年ぶりの低水準となった。ドル指数は0.79％上昇。欧州の株式市場は、高騰から反転下落した。FTSE100種総合株価指数は取引中に、昨年9月22日ぶりの高水準に達した。スペインとイタリアの10年物国債利回りは、それぞれ1.45％・1.61％に低下し、過去最低となった。金先物価格は0.8％上昇し、1オンス＝1301.7ドルとなった。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2015年1月23日
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