中国の国家衛生・計画出産委員会はこのほど、「出産前診断機構の高速DNAシーケンスによる出産前スクリーニング・診断の臨床応用試行作業に関する通知」を配布した。23日付中国証券報が伝えた。
これは業界から、第2世代DNAシーケンスの臨床試験の信号とされた。2014年2月に臨床応用が停止された第2世代DNAシーケンスは、1年ぶりにようやく再開される。100以上の医療機関が、臨床試行の許可を得た。
業界関係者は、市場規模と成長の状況から見ると、設備・消耗材市場は依然としてDNAシーケンス産業チェーンにおける最大の一環だが、シーケンスサービスが力強く発展していると指摘した。生物情報分析を中心とするワークフロー製品は、小規模なため成長の余地が大きく残されている。しかし第2世代高速DNAシーケンス技術プラットフォームのDNAシーケンスは、ハードとソフトの両面で消費市場に進出する条件を備えておらず、実用化にはまだ時間がかかりそうだ。
「中国証券報」より2015年1月23日