スタンダードチャータード銀行香港金融市場部主管の陳鏡沐氏によると、「滬港通」(上海と香港の株式取引の相互乗り入れ制度)の実施開始以来、香港から中国本土に流入したA株投資資金は、その反対方向の資金を上回っている。現在のところ、香港の預金のうち約7%の資金が「滬港通」を通じて中国本土に流入している。27日付中国証券報が伝えた。
これは香港の人民元オフショア市場の流動性に大きな影響を及ぼしており、香港などの人民元オフショア市場の流動性管理で新たな要求を突きつけられた。今後において、オフショア人民元投資商品の一層の充実化は課題になると見られる。
「中国証券報」より2015年1月27日