中国国家統計局のウェブサイトによると、国家統計局都市司の余秋梅上級統計士は1月の経済データを分析し、CPI(消費者物価指数)前年比上昇率が前月より0.7ポイント縮小したことについて3つの原因を挙げた。
1つ目は、気候の影響で野菜の価格が前年より下落したこと。1月の全国の平均気温は平年より1.9度高く、その影響により野菜価格が2014年12月の7.2%上昇から15年1月は0.6%下落に転じた。そのほか、果物と水産物の価格の前年比上昇率も低下に転じた。この3種の食品の合計はCPI上昇率を約0.43ポイント縮小させた。2つ目は、春節時期がずれたこと。2014年の春節は1月で、一部の商品とサービスの価格の上昇幅が大きく15年1月と差がついたことがCPIの前年比上昇率の縮小につながった。3つ目は、国際原油価格の持続的下落の影響により、ガソリンとディーゼルオイルの価格の前年比下落幅が前月よりそれぞれ7.1ポイントと7.3ポイント拡大し、CPI上昇率を約0.07ポイント引き下げた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年2月10日