新常態に適応し、中高速の成長を目指す
発展途上国の中国にとって、新常態の中でも経済の中高速成長を維持し、中高度の水準に向かう「二つの中高」を実現することは可能だ。これは必要なことでもある。これを実現しなければ先進国との所得格差の縮小が不可能であり、中国共産党第十八次全国代表大会が発表した、2020年に国内総生産と都市部・農村部住民の平均所得を2010年より倍増させるという目標の実現に悪影響が生じる。さらに雇用・金融・財政などに問題が生じることになる。
中国、依然として後発優位性を持つ
経済成長の真の原動力・メカニズムは、労働生産性の向上の維持によって得られる。これには、技術革新と産業のアップグレードが必要だ。
中国は産業のグレードアップ、技術の革新で先進国に後れを取っているが、他に多くの強みを持つ。開発途上国は、世界の技術・産業の最先端の革新および産業のグレードアップから、多くのものを導入・消化・吸収・再革新することで、前進の道のリスクを減らし、コストを削減することができる。
発展途上国は先進国との技術格差がもたらす後発優位を存分に利用すれば、技術の急速な革新、急速な産業グレードアップを実現できる。中国がこれらの優位性十分に発揮すれば、経済成長の潜在力をより良く引き出すことができる。
中国は依然として、後発優位性を持つ。技術革新、製品のグレードアップ・モデルチェンジ、環境改善、都市化などで、中国は大きな潜在力を秘めている。ゆえに中国がこれらの優位性を十分に発揮すれば、敬愛成長の潜在力をより良く引き出すことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年3月11日