中国海関(税関)総署が8日に発表したデータによると、中国の2月の輸出入総額は前年同月比11.3%増となった。そのうち輸出は48.9%増。中国経済の成長率低下の圧力が拡大し、貿易額の増加率が毎年低下する中、この「暴騰」は多くの海外メディアを驚かせた。
輸出商品のうち、中国がこれまで得意としてきた項目、労働集約商品の伸び率が最も高かった。衣料品、紡績品、靴類、玩具を含む7大商品の輸出額は21.5%増となり、輸出総額の22%を占めた。
専門家は、「伝統的な貿易の優位を維持すると同時に、中国は商品の技術力、付加価値、ブランドイメージの強化に取り組み、貿易大国から貿易強国に変わろうと努力している。そのため貿易は、依然として発掘可能な高い潜在力を秘めている」と指摘した。
中国の今年1−2月の機械電力製品の輸出額は前年同月比14.2%増で、輸出総額の56.1%を占めた。中国商務部のデータによると、中国の機械電力製品の輸出額は、2013年に輸出総額の57.3%を占めた。
多くの商品のコア技術は海外に把握されており、これらの商品の61.2%は外資系企業によって生産されている。しかし中国企業は、追い込みをかけている。