新疆はユーラシア大陸の中心に位置し、中国が西に開放する橋頭堡で、シルクロード経済ベルトにおける重要な足かかりかつ核心地域である。8つの国と隣接し、17の国家一級税関及びカシュガル、ホルコスという2つの国家級経済技術開発区を有している。
中国・カザフスタンホルコス国境協力センターは2015年における「一帯一路」の重点推進プロジェクトだ。今年、新疆地方政府は国の支援を得て対外請負工事と対外支援業務を開拓し、民営企業が周辺諸国で投資協力事業を展開するよう後押しする。
大型プロジェクトのリストはさらに「中国・カザフスタン生産能力協力」という分野を重点的に配慮する。全国政治協商委員・外交部の程国平副部長は全国両会期間中に、カリム・マシモフカザフスタン首相が3月下旬に中国に対して公式友好訪問を行い、博鰲アジアフォーラムにも出席することを明らかにした。その際に、両国関連企業による関連協力合意書の調印式が行われるが、それも中国・カザフスタン産業能力協力の早期収穫であり、金額が100億米ドル余りに達するという。
国家戦略として、昨年11月に開催された中央財経指導者グループ第8回会議で、「一帯一路」の早期収穫が明確に求められた。中国・カザフスタン産業能力協力は「一帯一路」戦略を推進する上でモデル的な役割を果たすことになる。