A株市場の新興産業銘柄が年初より高騰しており、中でも高成長企業関連銘柄が注目を集めている。すでに開示されている2014年年次報告書を整理すると、新興産業の関連企業が「コンセプト」を強調するという従来の印象と異なり、一部の高成長業界の企業は予想されていた業績を実現している。新興産業の上場企業の業績成長が、年次報告書の最大の見所となった。23日付中国証券報が伝えた。
中国最大の金融経済情報ベンダーのWindが発表したデータによると、3月22日現在、上場企業611社が2014年年次報告書を発表した。その売上は前年比11.1%増の計3兆9862億9000万元、純利益は14.7%増の4251億7000万元。
業界関係者は、新興産業の上場企業は利益率の上昇や高い粗利率といった特徴を示しているが、高バリュエーションを背景に株価の分化が激化することになると指摘する。
「中国証券報」より2015年3月23日