日本旅行の価格が下がった主な要因に、急速な円安や、ビザの発給条件の緩和により、高級志向の消費者層が日本に何度も個人旅行に行くようになったことがある。2015年1月19日から、日本は中国人向け3年の観光マルチビザの発給条件を緩和し、高所得者層の訪問地制限を撤廃、ビザの有効期限を3年から5年に延長した。このため、多くの旅行社が高級志向の消費者向けのオーダーメイド旅行や独立したチャーター便のツアー路線を企画している。
また、昨年10月から始まった新たな消費税免税制度によって、日本でのショッピングは便利で手頃になった。日本旅行に出かけた汕頭市の人々にとっても、ショッピングは旅行に欠かせない一大要素となっている。免税販売の対象となる消耗品は、従来の家電製品や衣料品に加え、食品や飲料品、化粧品、薬品、タバコなどに拡大し、多くの商品の免税後の価格は国内の類似商品よりずいぶんと安くなった。さらに、免税手続きの簡略化により、免税商品の受け渡しにかかる時間も少なくなった。汕頭市の人々が日本へ行って購入するものは、主に小型家電製品や化粧品、日用品となっている。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年3月23日