中央政治局は広東省・天津市・福建省の自由貿易試験区に関する全体案、上海自由貿易試験区の改革開放の深化に関する案を議決した。
広東・天津・福建自由貿易試験区、エリア拡大後の上海自由貿易試験区は、新たな使命を担い旅立とうとしている。
上海財経大学自由貿易区研究院副院長の孫元欣氏は、上海証券報の記者に対して、「これは自由貿易区の第2シーズンの号砲が撃たれたことを意味する。2大プランの正式文書が1週間内に発表され、自由貿易区の設立もカウントダウンの段階に突入する」と予想した。
記者の調べによると、広東・天津・福建自由貿易試験区、上海自由貿易区拡張エリアの設立時期は、3月31日が濃厚とされている。
自由貿易試験区の建設推進は、中国の経済発展が「新常態(ニュー・ノーマル)」に入る中、改革の全面的な深化、開放の拡大による新ルートの模索、新たな経験の蓄積を実現するための重大な措置だ。上海自由貿易試験区は1年余りの運営により積極的な進展を実現し、複製・普及可能な経験を形成した。
孫氏は、「広東・天津・福建自由貿易試験区は同じ全体案に属し、各地の改革の目標・方針はほぼ一致している。上海自由貿易試験区の今後の改革は、広東・天津・福建と異なる。上海の次の目標は、これまでの全体案を踏まえた改革のさらなる深化だ」と指摘した。
国務院が2014年12月31日に広東・天津・福建自由貿易試験区の設立を正式に許可すると、自由貿易試験区の建設が開始された。全体案の発表に伴い、広東・天津・福建自由貿易試験区が正式に設立され、上海自由貿易試験区との競争段階に突入することになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年3月25日