HSBCが24日に発表した報告書によると、3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は49.2で、2014年4月以来11カ月ぶりの低水準を記録した。25日付中国証券報が伝えた。
主なサブ指数を見ると、製造業生産指数は50.8で、2カ月ぶりの低水準となった。新規受注指数も2カ月連続で低下し、景況感の分岐点である50を割り込み49.3という11カ月ぶりの低水準となった。雇用指数は47に低下し、17カ月連続で50を割り込み、2009年2月以来の最低水準となった。購買価格指数は44.7に小幅上昇したが、依然として50を下回っている。
HSBC中国担当チーフエコノミストの屈宏斌氏は、「最新のデータは中国製造業が低迷し続けていることを示しているが、世界原油価格の低下により、製造メーカーのコストが低下している」と指摘する。
「中国証券報」より2015年3月25日