「中国の土地を踏むのは今回が101回目。ボアオは世界から注目されており、私はボアオ・アジアフォーラムに期待している」と、海南省に向かう前にインタビューに応じたオーストラリアのボブ・ホーク元首相は話した。
ホーク氏は1983年から1991年までオーストラリアの首相を務めた。1983年3月にオーストラリア労働党を率いて総選挙で勝利し、3回連続で選挙に勝ち、オーストラリアで任期が最も長い労働党の党首となった。ホーク氏はアジア太平洋経済協力(APEC)の設立を提案、推進し、「APECの父」と呼ばれている。1998年、彼はフィリピンのラモス元大統領、日本の細川護熙元首相と共に「ボアオ・アジア・フォーラム」の創設を提案した。
今年85歳の白髪頭のホーク氏は元気があり、口調は穏やかで考えがはっきりしている。ボアオ・アジアフォーラムの創設について、ホーク氏はこれが非常によい主張だと考え、創設当初から大きな成功を収めるに違いないと信じていた。「当時、私はボアオ・アジアフォーラムはアジアの『ダボス』になると考えていた。世界経済の中心は欧米からアジアに移りつつあり、ボアオ・アジア・フォーラムの世界的影響力は非常に大きく、ダボスより重要な世界の経済フォーラムにさえなった」と話した。