中国国家外匯管理局(外匯局)が26日に発表した情報によると、富達基金(香港)有限公司が同日、QFII(適格海外機関投資家)の12億米ドルの投資枠が付与された。ソブリン・ウェルス・ファンド、中央銀行、金融当局を除く一般機関投資家が、10億米ドル以上の投資枠を獲得したことはこれが初めてだ。27日付中国証券報が伝えた。
外匯局のこれまでの規定によると、海外投資機関が申請する投資枠は5000米ドル以上、合計で10億米ドル以内とされていた。外匯局は2012年12月に関連規定を改定し、ソブリン・ウェルス・ファンド、中央銀行、金融当局などの機関の投資枠を10億米ドル以上としたが、その他の一般海外機関投資家は依然として10億米ドルの制限を受けていた。
「中国証券報」より2015年3月27日