香港証券取引所は26日に発表した公告の中で、3月30日にCMUシステムのサービスを大幅に強化すると発表した。管理業者にA株の管理を委託する投資家は「滬港通」(上海と香港の株式取引の相互乗り入れ制度)を利用しA株を売買する際に、香港株の取引に類似する方法により決済できるようになる。27日付中国証券報が伝えた。
投資家は新サービスにより、委託する管理業者、もしくは取引所以外の参与者の全面決済参与者を通じて、CMUシステム内に個別の特別口座を開設できる。投資家はA株売却前に、「滬港通」のA株関連の管理を受けずして、事前に株を手放すことができる。具体的に見ていくと、投資家は売りを終えてから売却した株を管理業者に移し、決済を行えるようになる。これはA株売却前に管理業者に移し管理を受けるという、これまでの流れとは異なっている。
「中国証券報」より2015年3月27日