京津冀(北京市、天津市、河北省)一体化は、首都北京を中核とした世界レベルの都市群を打ち立て、イノベーションがその経済成長のエンジン役になる――間もなく発表される「京津冀共同発展計画」ではイノベーションが大きな役割を果たすことが打ち出され、3つの市省の役割分担も明確にされるという。経済参考報が伝えた。
計画によると、2017年までに京津冀のハイテクイノベーションセンターとしての地位が一段と強化され、地域協力によるイノベーション能力とその産業化が大きく上昇。2020年までにハイテク投入量と研究開発支出の地域のGDPに占める割合が3.5%に到達する目標が掲げられている。地域の役割分担を明確にしつつ、産業チェーンやイノベーションチェーンが大きな効果を発揮することが期待されている。