ある市場筋は、「日本のさらなる量的金融緩和拡大の可能性が大きく、量的金融緩和拡大の時期が到来するのも早いと予想されているが、EU中銀が意外な決定を下す可能性は非常に小さい」と指摘する。
日銀が8日に金融政策の維持を決定したが、アナリストは普遍的に「日銀は春季の遅い時期に、早くて4月30日の金融政策会議で量的金融緩和の拡大を発表する可能性もある」と見ている。現在インフレ率が依然としてセロ付近で推移していることから、日本は2年前に設定された2%のインフレ目標の実現までの道のりが遥か遠いということが背景にある。これと対照的に、EU中銀が現在の金融政策を維持することがほぼ確実だ。
日本で2年間続いた量的金融緩和措置の効果が極めて小く、円は市場の信頼感を失いつつある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年4月13日