上海総合指数が4000の大台を突破し、強気相場の「資産効果」が現れている。投資家の信頼感が高まり、株投資を「ギャンブル」としていた人も資産収入の重要な部分として認識し始めている。人々はこの国家的意志を示す強気相場の持続に期待している。これは株式市場が経済構造の調整および発展を促し、市民の資産収入を増やすため必要不可欠だ。
株により資産収入を増やそうとする市民の願い、株式市場による経済構造の調整および発展を図る政府の狙いが一致した。現段階において、企業の資金調達コストの削減、企業の債務負担の軽減、実体経済の持続的かつ健全な発展の促進は、投資家からの直接的な資金注入による力強い支援を必要としている。経済構造の調整と雇用促進などを巡り展開されている「大衆創業・万衆革新」キャンペーンは、これをより必要としている。また消費の刺激も株式市場の「資産効果」が必要だ。中国の輸出と投資は、これまでのような急成長が不可能であり、消費による経済のけん引が切実な需要になっている。多くの市民は株式市場の資産収入により、消費増を支えなければならない。