海外メーカーも中国市場でのSUV事業で利益を上げる。統計によると、ホンダが中国で販売する15車種のうち、SUVは「CR-V」、「ヴェゼル」、「XR-V」の3車種があり、2015年第1四半期(1-3月)の中国販売台数16万4927台のうち、SUV3車種は7万1428台で全体の43.3%を占めた。個別の販売台数はCR-Vが2万6073台、ヴェゼルが2万3680台、XR-Vが2万1675台。
海外メーカーとの合弁による独自ブランドもSUVの細分化された市場に焦点を合わせている。15年1月、東風日産の「ヴェヌーシア」ブランドは日産の「デュアリス」(キャシュカイ)をベースにしたSUV「ヴェヌーシアT70」を発表。今回のモーターショーではゼネラルモータース(GM)との合弁の上海GM五菱がコンパクトSUV「宝駿560」を公開する。海外ブランドが中国で販売するコンパクトSUVの価格は通常15万元(1元は約19.2円)するが、ヴェヌーシアT70はわずか8万9800元で、宝駿560も8万元前後になる見込みだ。価格の引き下げから、海外メーカーが合弁の独自ブランドを通じて中国メーカーからSUV市場のシェアを奪おうとする様子がうかがえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年4月19日