環太平洋連携協定(TPP)をめぐる日本と米国の閣僚級協議の両国代表は21日、2日間にわたる協議を終えた後に東京で、「両国はTPPの交渉で進展を得たが、解決しなくてはならない問題もいくつかある」と述べた。
米国のフロマン通商代表部(USTR)代表は、「両国の農産品の輸入や自動車の貿易関税といった重要な問題での食い違いは『目立って縮小した』が、引き続き最終的合意の達成に向けて努力しなくてはならない」と述べた。
日本の甘利明経済再生担当大臣は、「両国には今もなお日本のコメ輸入問題などで食い違いがあり、引き続き交渉していく」と述べた。安倍晋三首相は今月26日から米国を訪問する予定で、オバマ大統領とTPPをめぐる重要な食い違いについて話し合うとみられる。安倍首相は以前、「(日本はTPP交渉で)不必要な妥協を行ういわれはない」と発言したこともある。12カ国・地域が参加するTPP交渉はスタートしてからすでに5年の歳月が流れた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年4月22日