中華能源(エネルギー)基金委員会が、中国社会科学院世界経済・政治研究所能源研究室主任の徐小傑教授と共同でまとめた、「中国による世界エネルギー情勢に関する見通し(英語版)」が、このほどニューヨークで発売された。同報告書は、2030年までに世界がエネルギー消費構造最適化プロセスを迎えることになり、中国のエネルギー政策の調整は、世界(特にアジア)のエネルギー構造の改善を直接促すと指摘した。中国は世界エネルギー発展の重要な要素であり、世界エネルギー安全体制を再構築する上で重要な力だとされている。
同報告書は資料の詳細な分析をもとに、「エネルギー企業は正確な理念と効果的な運営メカニズムを確率させ、戦略的なモデルチェンジと変革に取り組み、海外進出戦略をシルクロード経済ベルト構想と結びつけ、政府、産業、国内外の公衆の間で良好なインタラクティブな関係を形成するよう努めるべきだ」と主張した。