〇高級テレビ普及の足かせは「高価格」
現在の市場では、韓国ブランド2社の高級テレビは、極めて高価格だ。サムスンが今回発売した「SUHD TV」フラッグシップモデルは約8万元(約153万円)、LGの65インチ型OLEDテレビは約6万元(約115万円)する。市場関係者は、「コストパフォーマンスに優れた中国国産テレビが大量に市場に出回っている。サムスンやLGは、大画面の最高級品を主力として打ち出しているが、価格があまりにも高いため、顧客ターゲットは一部のハイエンド客に限られ、大量の売上には結びつかない」と分析している。
だが、OLED画面の良品率の向上と量子ドット技術の発達に伴い、業界は「中国国産ブランドも、高級テレビ製品市場に足を踏み入れる可能性が高く、現在の高すぎる価格が大幅に下がるかもしれない」と見込んでいる。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年4月30日