第三に、国際競争の新たな手段が出現している。経済不振に対応するため、為替レートを輸出振興と経済刺激の重要なツールとする国が現れ、自国の通貨価値を下げる措置が取られている。人民元は結果的に大幅な値上がりとなり、中国製品の国際市場での競争力には深刻な影響が出始めている。また一部の国や地域は自由貿易協定を利用し、協定外国の製品を差別・排斥し、貿易規則による障壁を形成しようとしている。自由貿易協定国における協定外国の市場シェアに影響を及ぼす可能性がある。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年5月7日